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十姉妹ニコの酸素室

ニコは14日に退院して来ました。夜に迎えに行ったので、ちょうど関東は雪の日になってしまいましたが、無事に帰って来ました。
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入院したものの完治は出来なかったことにかなり落胆してしまった私ですが、気を取り直して先週から退院へ向けて情報収集、器具の準備など進めまして、業者に酸素濃縮器を借りました。

探してみるといろいろな会社がペット用にこのようなサービスをしていることを初めて知りました。
私が借りたのは酸素の機械だけなので、写真のように、水槽を使いそこに酸素を送るチューブを取り付け、酸素濃度30%増の酸素室を作りました。
酸素は入れれば良いのではなく、やはり適度に抜けないと逆に濃度が高まり過ぎて危険なのだそうで、密閉しないように気をつけています。
病院で紹介された業者さんのものだと、そのような配慮をされたケースもセットになっての貸し出しがあって、そこにケージを入れておけば安心なんだそうですが、いろいろ考えて私はこの方法でやってみることに。

ヒーターも入っているのでちょっと心配でしたが、火ではないので引火することはないから大丈夫です。24時間酸素がチャージされていると、やはりかなり乾燥するようで、一晩入れておいた飲み水が翌朝干上がってしまっていてビックリしました。夜中は飲みませんし、朝替える予定だったので特に問題はありませんでしたが、保湿するために中に水が入った小さな湯のみを入れ、この水は飲まないように網をかけました。(飲み水には薬が入っているので、それを飲んでくれないと困るからです)

夜そっと暗がりで見てみると、ニコは眠っているときは、口を開かずに呼吸していました。
でも起きるとパクーパクーとやっています。しかし動きはなかなか快活で、餌もよく食べるし、うちに帰って来てくれて良かったと思いました。でも入院したからこそ、完治はしなかったもののこの状態でいられるのだと思います。あのままだったら最悪もうここにはいなかったかも知れません。
ニコはやっぱり可愛いです。ニコのためなら出来ることは何だってしてあげたいです。
お金は働けばまた手に入りますが、ニコはそうは行かないのだ、と改めて反省しました。
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↑チアノーゼも見られていないので、ひとまず安心しました。


自宅治療となりましたが、まだ上記のように薬を処方されていて、通院も予定しています。
先生には「1年は持たないだろう」というお話を伺いましたが、とにかくニコがいる時間を大切に過ごそうと思います。あまり悲観的になっても仕方ないし、もしかしたら治っちゃうかも!とも思いながら…。過剰な期待はせず諦めず、達観して……気の持ちようがなかなか難しいところですが。

もしも呼吸困難の小動物と暮らすことになった方に、何か少しでも参考になってくれたら良いなと思いますので、今後もちょこちょこレポートしたいと思っています。
次回は使用している酸素濃縮器に付いてちょっと書こうかなと思います。

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キョルさんは相変わらずマイペースでバナナちゃんのカーブに添ってウットリしています……。
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先生に爪を切ってもらってからちょっと右足を引っ込めて片足で立ってる時があったので、うーん、もしかして強く握られ過ぎでもしたのかなぁ?と思うのですが、右足だけで枝に掴まってることもあるので大丈夫だろうと思います。いつまでも気になるようなら相談しようと思いますけど………
ちなみに足輪が付いていた頃は、それが原因で痛くなってしまったらしくて、ずーっと引っ込めたままでした。なので病院で切って取ってもらったことがあります。
by a-becco | 2011-02-18 00:00 | インコ&フィンチ
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