十姉妹

十姉妹が亡くなりました。

以前、ここに書いたリンパ腫のコです。
薬も結局効かなくて、腫瘍を小さくすることは出来ませんでした。
お医者さんの話では、もともとステロイドで症状が緩和するものかどうかも千差万別、効いたとしても副作用が出ずに腫瘍の進行を和らげる絶妙な加減を探らなければならない、そして完治することはできない、そんな病気でした。
日に日に大きくなっていく腫瘍を抱えながら、それでも筋肉もしっかりしていると言われ、腫瘍を養うくらいおおせいな食欲で、最期まで頼もしかったです。弱い個体だと、どんどん腫瘍に栄養を奪われ衰弱して行ってしまうのに、腫瘍の分まで食べてやる!という感じで、バイタリティに溢れてました。
とは言え、やはり本当の最期は止まり木にとまることも出来なくて、ケージの床の隅っこに行って苦しそうにしていましたが…。

このコはうちで生まれ、ずっとうちで過ごしてきたコで、人には慣れていませんでしたが愛嬌があって、何か面白い行動や心配な出来事(過発情とか、軟らかい卵を産んでしまってレントゲン撮ったり)いろいろエピソードがあったので、小さな小さな身体でしたが、大きな存在感がありました。

中でも1羽だけでどうにも寂しそうにしていたのを見かねてもう1羽迎えたとき、やってきた友達(十姉妹)を見て本当に大喜びしていたのを思い出すと、何とも言えない気持ちになります。
すごく嬉しそうに鳴きながら飛び回ったんです。その時ほど感情が見て取れたことがなかったので、今でもとても印象的です。(でも2羽同じかごで飼うとメス同士でも発情してしまうので、1羽ずつ別のかごで飼いましたが…。何というか、亡くなったコは人一倍(鳥一倍?)卵を産む!と言うことに情熱的な個体だったようです)

結局、後から迎えたコを置いて、先に旅立ってしまいました。
庭の梅の木の下に埋めました。梅の木の栄養になってやがて梅の花や実になって行くと考えています。

感情豊かで人にも懐いていて知性が高い中型インコであるコミドリとはまた別の愛らしさがある小鳥です。
空っぽの鳥かごを見ると本当に寂しいけど、今まで飼ったどの十姉妹より個性的だったなぁ、と噛みしめながら、本当にお疲れ様、ありがとう、と言いたいです。
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by a-becco | 2009-02-26 23:40 | 十姉妹
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